人生のロケハン #経験してきたあれこれ

「これってなに?これってどうやるの?」の参考になるようなブログを目指します

フエ ( Hue )の名もないビーチでキャンプ

前回の記事から少し間が空いてしまいましたが、こんにちは。

私は物事に対しての許容範囲がけっこう広く、大抵のことは「まぁこれぐらいは普通かな。大丈夫。」と感じるのですが、今回、友人に会いにフエに遊びに行ったら、久しぶりに「おぉ!まじか、しんどいな。」となったので、記事にさせていただきます。


日本がお盆休みなので、私も8/12~8/15に休みを取り、友達に会いにフエに遊びに行ってきました。

ホーチミンからフエまでは飛行機で行くことができ、時間帯・日程によって変わりますが、安いので¥3000、高くても¥10,000ぐらいで行けます。今回は行きは飛行機、帰りは鉄道に乗ることにしました。鉄道移動は時間がかかるし、料金も航空券とあまり変わらないのですが、飛行機での移動とはまた違った楽しみがあります。この話はまた別の記事にしたいと思います。

フバイ空港に到着後、バスに乗ってCity Centerで友人と合流しました。友人から「今夜は流星が見れるらしいからビーチでキャンプして、みんなで流星を見るから!」と伝えられ、到着するやいなや、着替えや歯ブラシなど必要そうなものだけを持ち、靴からビーサンに履き替え、ビーチに移動しました。この時、時刻は17時頃。

友人のバイクに乗せられ、ビーチに向かいますが、1時間、2時間走ってもビーチには到着しません。友人に「この道であってるの?」と聞くと、「みんな初めて行くから道がよくわからないんだよね。」 <- おいおい

Googleマップを頼りつつ、舗装されていない山沿いの道をひたすら走ります。この時、時刻は20時を過ぎていて辺りは真っ暗でした。 急に山沿いの道に友人がバイクを止め、「ビーチが下にあるみたいだから下りれる道を探してくる。」と言って、どこかに歩って行きました。確かにビーチは下にあるようですが、私たちがバイクを止めたのは崖の上でした。「おいおい、どうやって降りるんだよ。崖を無理やり下るしか方法ないでしょ。」と思っていたら、友人が何かを見つけたような顔をして戻ってきて、ビーチにみんなで向かいました。

さて、どうやってビーチまで下りたでしょうか?

そうです。崖を下るんです。真っ暗闇の中。

この時点で、「おぉ!まじか、しんどいな。」の状態でした。今日、私が聞いていた情報は「ビーチでキャンプ」だけで、足元の装備はビーサン

雨が降っていたのか崖の道?は滑りやすくなっているし、そもそも道は見えないしで、辛かったです。そして、靴裏ツルツルのビーサンでは案の定、滑ってしまい足の親指を切りました。

夜中に崖を下る時にビーサンはダメ絶対、ですよ。

悪戦苦闘しながら、やっとビーチにたどり着きました。そこはまるで、無人島の浜辺。誰もいないし、明かりも何もありません。

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ただ、星と月明かりがとても綺麗でした。

着いてから、流木を集め、焚き火を始めました。焚き火ってなんかずっと眺めてしまいますよね。

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焚き火の火が落ち着いてきてからバーベキューを始めました。もちろん、串や網などはないので、その辺に落ちている木を削って肉と魚に刺して直火で焼いていきます。ここまできたら、綺麗とか汚いとか関係ないです。創意工夫、生命力ってこういう時に大事だなと改めて思いました。

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食べるのもほどほどに、ビールを飲みながら、カードをしたり、ベトナム語を教わったり、星を眺めたり、ビーサンで崖を下らされた精神的疲れも癒されました。

そして、次の日の朝、テントが暑くてあんまり寝れなかったので、5時ぐらいに目が覚めました。すると、ちょうど日の出の時で、綺麗でした。

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日の出を見た後は、湧き水を探して体を洗ったり、湧き水をビール缶に入れて焚き火で沸騰させてカップラーメンを食べたり、このへんのことも良い経験でした。


ビーチに到着するまでは、「おぉ!まじか、しんどいな。」という感じだったのですが、トータルすると、とても楽しいキャンプでした。みなさんも「おぉ!まじか、しんどいな。」ってなることはありますか?日本に住んでいても、海外に行った時でも、だんだんと色んなことに慣れてきますが、久しぶりに驚くような体験をするのも良いですよね。では、また別の記事で。

最後に、明るい時の山沿いのオフロードの動画も載せておきます。